ダラダラ汗、ベタベタ汗、パーツ汗…人には言いずらい「汗のお悩み」をLINEで相談 漢方薬剤師が一人ひとりの体質や症状にあわみ」をLINEで相談 漢方薬剤師が一人ひとりの体質や症状にあわせた養生法をアドバイスせた養生法をアドバイス

■じわじわ増える「汗のお悩み」

気温が上がる春先から夏にかけて、汗に関するご相談が増えています。ひとまとめに汗といっても、ご相談内容は人によりさまざまで、例えば、「頭から汗がダラダラ流れ出るようになった」「生理前に寝汗をかくようになった」「ベタベタした汗や臭いが気になる」などが挙げられます。これから夏に突入すると、あせも・汗によるかぶれ・蒸れるなど「汗のお悩み」による「二次的なお悩み」も増えてくると考えられます。

■⻑年お悩みの方に加え、通常の汗の量でも気になる方が増加中?

本来、汗は、体温調節や老廃物の排泄などの働きを担っています。暑い時、運動後に汗をかくのは正常な反応です。汗をかけないことでお悩みの場合もあります。身体にとって必要な働きですので、「汗」は悪者ではありません。ですが、日常生活に支障をきたすほど汗をかいてしまう状態は「多汗症」と言われています。
一方で、汗をかきすぎる場合、原因となる病気が潜んでいる場合もあります。感染症などの発熱によって出る汗もありますし、甲状腺機能亢進症などの内分泌異常、膠原病、脳障害、神経疾患、低血糖、薬剤性のものなど様々なケースが存在します。明確な原因がある場合は、まずそちらの治療が優先されますので、症状が強い場合は、まず病院で一度相談してみることをお勧めします。しかし、病院にいっても原因がはっきりしない場合も多く、「こどもの頃から気になっていた」「⻑年悩みを抱えてきた」という方もいらっしゃいます。

近年の冷暖房の普及により、現代人は汗をコントロールする能力が落ちてしまっています。また湯船につからずシャワー浴のみで済ませる人が増えて居たり、コロナ禍での運動不足など…原因の根幹には、生活習慣の変化が大きく関わっています。そこに季節的な要因が絡み合って、悩む方が増えているようです。特に梅雨時期からは、湿気が多く気温が高くなることで、汗も蒸発しにくいため、ジメッとした汗が不快に感じやすくなります。清潔意識の高まりにより、臭いにも敏感になっていることで、通常の汗の量でも「気になってしまう」という人が増えています。

■漢方理論で読み解く「汗のお悩み」

◎エネルギー不足による”ダラダラ汗”エネルギー不足の「気虚」の状態では、身体の表面を覆うバリア機能が低下して、汗が漏れ出る状態を制御しにくくなっています。ちょっと動くだけで汗をかきやすい、疲れやすい、虚弱、寝汗が気になる、などの症状が出やすくなります。

◎湿熱による”ベタベタ汗”余分な「熱」や「湿」が内側にこもっている場合は、ベタベタした汗が出やすくなります。他にも、肥満やむくみ、口渇に加え、臭いや体臭が気になるケースもあります。

◎ストレスによる”パーツ汗”体温調節には自律神経の働きが関わっています。緊張により、交感神経が興奮すると、「気」が上にあがりやすくなるため、人前に出ると頭や顔に汗をかく、脇や手など部分的な汗が気になるケースもあります。汗をかいたらどうしようと不安になることで、余計に悪化する場合もあります。汗だけでなく、イライラ、不安感、動悸や不眠なども起こりやすくなります。◎更年期による”のぼせ汗”更年期のエストロゲンの減少によるホルモンバランスの変化の不調のひとつとして、汗が気になるケースもあります。冷えのぼせ、ホットフラッシュなど他の症状も訴える人が多い印象です。「血」の巡りを良くしていくアプローチが奏功する場合もあります。

◎アレルギーによる”手汗・足裏汗”「肝」での解毒作用が弱っていて、普段から扁桃腺炎が腫れやすい、ニキビ、鼻炎などが起こりやすいアレルギー体質の人は、熱がこもりやすく手の平や足裏に汗をかきやすい場合もあります。

■汗が気になったら、どうすればいい?

LINEで詳しくお話を伺っていると、汗だけが気になるというケースよりも、他にもいろいろお悩みが併発している方が多くいらっしゃいます。「対面では恥ずかしくて今まで相談できなかった」という声もお聞きすることがありますので、非対面で相談できる『わたし漢方』にお気軽にください。漢方医学では、治したい症状だけでなく、からだと心の状態をふまえてオーダーメイドの治療方針をつくります。また、同じ症状であっても、体質、原因、生活習慣など総合的に伺ってみると、最適な漢方処方は異なります。<漢方によるアプローチ例>疲れやすい、胃腸が弱い、痩せすぎなど、「気虚」タイプの人には、滋養強壮をメインに体質改善を考えて行きます。からだの表面をひきしめて汗が漏れ出るのを和らげていくための生薬が配合された漢方薬がおすすめ。水分代謝が悪い人「水滞」体質の人は、水の巡りから改善を目指します。「熱」がこもりやすい人は、余分な熱を冷ます作用のある漢方薬、ストレスによる汗が気になる人は「気」の巡りを良くする漢方薬、更年期の汗が気になる人は、ホルモンバランス、「血」の巡りを良くする漢方薬で変化を見ていきます。

<生活面のアプローチ例>

辛い物などの刺激物、暴飲暴食、便秘、ストレス、喫煙、アルコールの摂取など悪化要因があれば見直していきましょう。栄養はしっかり取り、質の良い睡眠を心掛け、からだを冷やさない、血を汚さないことが大切になります。太り過ぎ・痩せすぎは、いずれもからだのバランスを崩す原因になりますので、適正な体重コントロールも意識したいですね。運動や入浴の習慣が無い人は、日頃から汗をかく習慣を身につけて、弱った汗腺の働きを鍛えていきましょう。制汗剤の使用、通気性の良い衣類などちょっと変えるだけでだいぶ楽になる場合もあります。匂いが気になる場合は、洗剤、ボディーソープやシャンプー、食生活、腸内環境の改善なども意識して見直していくことも有効です。

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